若いクラスメイトの皆様へ

50歳のオッサンから18歳のクラスメイトへ贈る人生の言葉

8回目:二兎を追うものは一兎をも得ず

・二兎を追うものは一兎をも得ず

(にとをおうものは いっとをもえず)

 

【意味】:うさぎを二兎同時に追いかけても、結局両方とも捕らえることはできない。
 
二つのことを同時に成し遂げようとしても、結局どちらも失敗に終わるということ。

 

欲張って複数のことを成し遂げようとすると失敗するから、1つのことを集中して行う方が良いというものです。


【例】:「二兎を追う者は一兎をも得ず、のように本業と副業を両立させようとしたら、どちらも疎かになってしまった。」

 

「二兎追うものは一兎も得ずというように、今は趣味よりも仕事に専念するべきだ」

 

でも大谷翔平が覆したからな~(笑)


まあアレは特別。^^;現代風に言うと

「二兎を追う者は二兎得る可能性と、二兎とも逃す可能性がある」かな?(笑)

7回目:雨降って地固まる

・雨降って地固まる
(あめふって じ かたまる)

 

【意味】:もめごとなど悪い事が起こったあとは、かえって基盤がしっかりして良い状態になる事の例え。

 

雨が降ったあとは、かえって土地が固く締まり良い状態になる事から、困難を乗り切った事で前よりも良い状況になったことを表す場合に使います。

 

【例】:「妻と大喧嘩をしてからはかえって本音を言い合える仲になった。雨降って地固まるとはまさにこの事だ」

 

「入学当初は言い争っていた二人が、雨降って地固まるように今ではクラスで一番良い関係性を築いている」

 

ちなみに結婚式で雨が降った時にスピーチでよく聞く言葉です。

 

「悪い後は良いことが起こる」という意味合いから「雨降って地固まると申しますが・・・」とこれまで何度聞いた事でしょう。w

6回目:情けは人の為ならず

・情けは人の為ならず
(なさけは ひとのため ならず)

 

【意味】:人に情けを掛けておけば(親切にすれば)その相手の為になるだけでなく、やがては良い報いとなって自分に戻ってくる、という事。

 

多くの人が「人に情けを掛けると、結局はその人の為にならない」と誤解しているので気を付けましょう。

 

【例】:「情けは人の為ならずと言うから、困っている人がいたら助けるようにしてね。」

「あいつがいざという時に助けられたのは、普段皆に親切だからだ。情けは人の為ならずという事だね。」

 

良い行いも、悪い行いも、全て自分に返ってきます。

人生50年も生きるとホントに真実だな~と解ります。(笑)

5回目:石の上にも三年

・石の上にも三年
(いしの うえにも さんねん)

 

【意味】:冷たい石の上でも3年も座りつづけていれば暖まってくる。

辛くても我慢強く耐えていればいつかは必ず成し遂げられるという意味。


「続けていればいずれ変化が訪れる」がこの言葉の本質であり、

特に「三年」には合理的な理由はなく「ある程度の長い年月や期間」の比喩です。


また「努力はやがて報われる」という意味ですのでポジティブな言葉で

「辛くても3年は耐えて続けるべき」というような根性論ではないので注意しましょう。

 

【例】:「すぐに達成できることなんてない。 石の上にも三年というように夢を諦めずに努力してみよう」

「石の上にも三年というように毎日コツコツ練習を続けていたらレギュラーメンバーに選ばれた」

 

などなど。^^

学校もちょうど3年ですね~(笑)

4回目:後悔先に立たず

・後悔先に立たず

(こうかい さきにたたず)

 

【意味】:何かしてしまった後で悔やんでも、もう既に取り返しがつかない事。

 

【例】:「また追試になるなんて。もっと早めに勉強しておけばよかった。後悔先に立たずだ」

 

「学園祭に出て思い出を作っておけばよかった。卒業してから思っても後悔先に立たずだな」

などなど。w

 

後から「ああしておけばよかった」「こうしたおけばよかった」と悔やんでみても
取り返しはつかないので事前に熟考して行動しましょう。^^

3回目:弘法も筆の誤まり

・弘法も筆の誤まり(こうぼうも ふでのあやまり)

 

【意味】:書道に優れている弘法大師であっても字を間違える事もあるということから、たとえその道の名人と呼ばれるような人間であっても、失敗することはあるという意味。

 

【例】「カープ菊池涼介が簡単なゴロをミスするなんて弘法も筆の誤まりってやつだね」

「そんなに落ち込むな。弘法も筆の誤まりっていうだろ。誰だってたまにはミスくらいするさ」などなど。

 

ですので今度上野先生が「直刺」と言って「斜刺」したら「弘法も筆の誤まりですね~」って言ってあげましょう。(笑)

2回目:井の中の蛙、大海を知らず

井の中の蛙、大海を知らず(いのなかのかわず、たいかいをしらず)

 

意味:「井戸の中にいる蛙(カエル)はずっと狭い世界しか見たことがなく海を見た事が無いため、視野が狭く知識も乏しいのに得意げになってる」という意味です。

 

井の中の蛙だね」と言われたならば、それは小馬鹿にされた証拠ですので気を付けましょう。(汗)

 

【例】「君はそのレベルで偉そうにしている。井の中の蛙だね。君より上手な人は世の中に沢山いるよ。」

 

「県大会で優勝して調子に乗っていたが井の中の蛙だった。全国大会では1回戦も勝てなかった。」などなど。

 

これも4人中3人が知りませんでした。。汗